鹿児島市の世界文化遺産|鹿児島市の世界文化遺産

鹿児島から5か所が世界文化遺産に登録決定

鹿児島から5か所が世界文化遺産に登録決定

 

世界遺産

世界遺産とは1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて世界遺産リストに登録された、遺跡、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ物件の事です。

幕末から明治にかけての近代日本の礎を築いた鹿児島からも5つの登録を受ける事が出来ました。

旧集成館(反射炉跡)(きゅうしゅうせいかん はんしゃろあと)

旧集成館(反射炉跡)(きゅうしゅうせいかん はんしゃろあと)

薩摩藩では1840年代に、西欧の科学技術を導入して海防体制の強化が図られていました。

嘉永4(1851)年に藩主となった島津斉彬は、海防強化をさらにすすめるため、磯に反射炉やガラス工場などを次々に建て、一連の工場群を「集成館」と命名。

斉彬はこの地を中心に、造船・造砲・ガラス製造・紡績・写真・電信など多岐にわたる事業を展開しました。幕府・諸藩が軍備増強ばかりを主としていたのに対し、斉彬は西欧諸国と対等な関係を築くため産業の育成・社会基盤の整備にも重点を置きました。

いずれの事業も蘭学書のみが頼りであり、斉彬は藩内の蘭学者だけでなく、幕府・諸藩の蘭学者を招聘し、研究に当たらせた。さらに、不足している西洋技術は日本在来の技術を改良する形で補い、独自の設備を構築してゆきます。

営業時間
開館時間 8時30分~17時30分(3/16~10/31) 8時30分~17時20分(11/1~3/15)
定休日
年中無休
アクセス
・国道10号沿い左側(ホテルより約30分)
・JR鹿児島中央駅から車20分
・鹿児島空港から車40分
お問い合わせ
TEL 099-247-1511
FAX 099-248-4676

入館料 大人 1,000円 子供 500円
(仙巌園共通券)

異人館(いじんかん)

異人館(いじんかん)

慶応3(1867)年、薩摩藩によって、日本最初の洋式紡績工場である鹿児島紡績所が建設された際に、その工場の指導者として招へいしたイギリス人技師イー・ホームら7名の宿舎として建築されたもので、幕末・慶応から明治初期における洋風建築(住居)として極めて貴重な建造物です。

建物は、明治15(1882)年に鶴丸城跡地にできた県立鹿児島中学校(後の第七高等学校造士館)の本館として移転され、教官室として利用されていたものを、昭和11(1936)年に七高造士館の本館が完成したため、現在地に再移築されたものです。その後、昭和56(1981)年に、瓦の葺き替えをはじめ内・外装の修理、平成21年(2009)年~平成22年に耐震補強工事、平成23年に展示整備を行い、現在に至っています。

営業時間
8時30分~17時30分(3/16~10/31) 8時30分~17時20分(11/1~3/15)
アクセス
・国道10号沿い左側
・JR鹿児島中央駅から車20分
・鹿児島空港から車40分
お問い合わせ
鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
TEL 099-247-1511
FAX 099-248-4676

入館料 大人 1,000円
子供 500円(仙巌園と共通券)

旧集成館機械工場(きゅうしゅうせいかんきかいこうじょう)

旧集成館機械工場(きゅうしゅうせいかんきかいこうじょう)

日本最初の本格的洋式石造建築物。別名ストンホーム。
薩英戦争を経て、島津忠義が集成館事業を再興させるが、本建築物は慶応元(1865)年に竣工しました。建設に関しては、長崎にて西洋建築物を見た者が作ったようであり、外観や内部の基本構造は西洋式ですが、西洋の建築者が作ったとは思えない梁などが存在しています。

 

また、レンガの代わりに幕末薩摩藩の建築物でよく見られる溶結凝灰岩が使用されているのも大きな特徴です。
明治4(1871)年の廃藩置県の際に官有となり、翌年に鹿児島製造所と改称され、陸軍に移管されます。同7(1874)年に海軍の所管となり、鹿児島機械所、のちに鹿児島造船所と改めます。

 

西南戦争時には私学校に占拠された。戦後、民間に払い下げられた後、明治22(1889)年島津家の所有となって製糖工場の倉庫として利用されました。

 

大正8(1919)年に島津忠重は機械工場の改築を開始、博物館尚古集成館として同12(1923)年に新たなスタートを切り、昭和37(1962)年に国の重要文化財に指定されました。

営業時間
8時30分~17時30分(3/16~10/31) 8時30分~17時20分(11/1~3/15)
定休日
年中無休
アクセス
・国道10号沿い左側
・JR鹿児島中央駅から車20分
・鹿児島空港から車40分
お問い合わせ
鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
TEL 099-247-1511
FAX 099-248-4676

入館料 大人 1,000円 子供 500円
(仙巌園と共通券)

関吉の疎水溝(せきよしのそすいこう)

関吉の疎水溝(せきよしのそすいこう)

鹿児島市下田町に「関吉の疎水溝」と呼ばれる疎水路があります。
この疎水路は、幕末の薩摩藩主島津斉彬によって進められた集成館事業の動力源として利用されたもので、鹿児島城下を流れる稲荷川の上流から仙巌園まで延々約8kmに渡って掘られ、この疎水溝を使って集成館まで水を引き込み、水の力をうまく利用し館内の工場で使われる動力源に変えていたと言われています。
現在でも一部は農業用水路として利用されているそうです。

アクセス
・JR鹿児島中央駅から緑ヶ丘団地線にて30分、下田バス停下車、徒歩12分
お問い合わせ
TEL 099-227-1962
(鹿児島市教育委員会文化財課)

寺山炭窯跡(てらやますみがまあと)

寺山炭窯跡(てらやますみがまあと)

鹿児島市吉野町の寺山炭窯跡は、薩摩藩主 島津斉彬が集成館事業の燃料となる木炭(白炭)を製造するために建設した炭窯の跡で、平成25年3月27日に「旧集成館附(つけたり)寺山炭窯跡関吉の疎水溝」として国指定史跡に追加指定されました。

アクセス
・JR鹿児島中央駅から車45分
・バス:JR鹿児島中央駅から西別府団地線にて40分、少年自然の家入口バス停下車、徒歩20分
駐車場 有(寺山ふれあい公園駐車場 乗用車90台)
お問い合わせ
TEL 099-227-1962
(鹿児島市教育委員会文化財課)